JouleLifeヘルスコーチ、管理栄養士の山本奈津子です。
前回は東洋医学の「肝(かん)」のお話でしたが、今回は西洋医学の『肝臓』のお話です。健康診断で肝機能の数値が高く「私お酒飲まないのになんで??」という相談を受けることが多いです。お酒を飲みすぎると肝臓によくないというイメージが強いですが、お酒以外でも肝臓に負担がかかることがあります。
そもそもって肝臓って、いったい何をしてくれる臓器なのでしょう?
肝臓には「人体の化学工場」と呼ばれるほどたくさんの働きがあります。肝臓の機能が低下すると全身に栄養が送られず、毒素や老廃物の排泄がスムーズにできなくなります。
★肝臓の主な働き★
1. 食事から摂取したエネルギー源の貯蔵と供給
2. アルコールや薬などの有害物質を分解
3. 老廃物を排泄する「胆汁」の生成と分泌
暴飲暴食、睡眠不足、疲労(連日の過酷なマラソントレーニングなど)、過度なアルコールの摂取、過度な薬の摂取(複数の診療科から別々に処方を受けている場合など)は、肝臓を働かせすぎることになり、肝細胞を破壊します。
肝機能障害は自覚症状がほとんどないため、気づくのが遅くなってしまい、肝炎や脂肪肝→肝硬変→肝臓がんと症状が進んでいく可能性があります。自覚症状が無くても健康診断で指摘されたら必ず再検査へ行くようにしましょう。
★肝機能をいたわる5つの習慣★
1. 過度の飲酒はやめる
2. 腹八分目を心がける
3. しっかり睡眠をとる
4. トレーニングには1日おきに
5. たばこはやめる
★肝機能を元気にする栄養素★
●クルクミン
ウコン(ターメリック)に含まれる栄養素。
●メチオニン
乳製品やレバーに含まれる栄養素。
疲れがとれない、食欲がない、やる気が出ない、風邪っぽい、そんな症状は肝臓が疲れているサインかもしれません。肝臓は沈黙の臓器。自覚症状が無いからといって働かせすぎないように注意しましょうね!
webでご覧いただいている方へ
アプリはこちらから
ーーーーー
アプリの使い方のコツをまとめました!これらのコツを押さえて楽に健康管理を習慣化しましょう!
ーーーーー
お得な割引クーポン発行中(※期間限定)です!こちらもぜひチェックしてください!